犬のしつけ 犬が噛む原因を知ろう

チワワ

目次

犬が噛む原因

犬が噛んでくる理由は様々あります。子犬の歯の生え変わる時や、遊びの延長、縄張り意識、恐怖、過剰な興奮などがあり、どのタイミングでどの程度表れるのかは、犬の性格が大きく影響してきます。

ここでは、遊びの延長で飼い主さんに噛みついてしまう犬に照準を合わせて説明していきたいと思います。

噛んではいけない事をきちんと伝える

遊びの延長で噛んでしまう犬の多くは、噛む行為自体を悪い事と認識していない可能性が高いです。まずはそこをきちんと犬に伝えていきます。

そこには飼い主さんの意識改革も必要です。楽しく遊んでいて、つい間違えて噛んでしまったのよね?など、噛む行動を肯定するような考えはやめてください。

犬の噛む行動をそのままにしておいたり、飼い主さんが噛む事を肯定するような態度をとっていたりすると、何かのきっかけで大きな咬傷事故を起こしてしまう場合もあります。

犬の噛む行為は、人を傷つける力があるという事を強く意識しておいてください。

噛む事を直すしつけの基本

噛む癖を直すしつけをするにあたり、飼い主さんに意識して欲しいのは、「強化と弱化」です。

・強化・・・して欲しい行動+ご褒美

・弱化・・・して欲しくない行動+不快(おしおき)

犬が噛む事を矯正していくしつけには、この強化と弱化を使用していく事が成功の近道になります。

しつけを始める前に、ご褒美のおやつと、おしおき用の物を用意します。おしおきは体罰を与えるという事ではなく、犬が噛んだ時に一瞬でもひるむような音の出る物や、スプレーに水を入れた物などを用意するとよいでしょう。

次に犬が噛む時はどんな状況の時なのかを、飼い主さん自身が把握するようにしてください。それを把握した上で実践に入っていきます。

しつけの実践

ご褒美のおやつとおしおきの道具を用意したら、犬が噛む状況を引き出します。

うまく誘導されて犬が噛んできたら、すかさずおしおきの道具を使用して犬を驚かせます。きっと犬は一瞬動きが止まり、噛む事をやめると思います。

今度は噛む事をやめた瞬間にご褒美を与えます。この2つが基本の流れです。大切なのは、おしおきとご褒美のタイミングです。どちらもその行動が出たらすぐに行います。そしてこの2つは必ずセットで行ってください。

これを繰り返していく事で、噛むと嫌な事が起こり、噛むのをやめたらおやつが貰えると理解していくようになります。

子犬との遊び

小犬が飼い主さんの手や足にじゃれてくる姿は可愛いものですが、時にはその甘噛みが痛い事もあります。

このじゃれあいも、きちんと矯正しておかなければ、成犬になっても噛んでじゃれてくる癖が抜けなくなってしまいます。

まだおやつを与えるには躊躇するように小さな子犬の場合には、じゃれて遊んでいる時、犬の歯が少しでも当たったらすぐに大袈裟な程の大きな声で「痛い」などと言い遊びを中断してください。

少し時間をおいてからまた遊びを再開します。そして、また同じように歯が当たったら遊びを中断します。

この場合、遊びを再開して貰える事がご褒美、中断される事がおしおきとなります。

この方法は、噛む行為自体を減らしていく事は可能ですが、完全になくなる程の強い効果はありません。ただ、子犬のうちに噛む行為に対して多少でもよくないという意識を犬に持たせておく事は、噛み癖のしつけを行う際に必ず役に立ちます。

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