一緒に遊んでいると、良く噛んでくる子犬がいます。
子犬のうちは噛まれても痛くはありませんが、この噛み癖をそのまま放置しておくと、成犬になったときに大きな怪我に繋がることもある為、大変危険です。
今回は子犬を迎えたときの噛み癖の原因としつけ方についてお伝えします。
子犬が噛む原因といつまで噛むのか
子犬が噛む原因については大きく分けて2つあります。
まずは生後4~8ヶ月頃に起こる歯の生え替わりの時期に、口腔内がむずがゆくて噛みたい衝動に駆られる場合があります。
どんな子犬でも必ず歯の生え替わりは起こりますので、普段から子犬には噛んでも良いオモチャを与えておきましょう。
次に遊びの延長で興奮して噛む、ストレスからの攻撃性で噛む場合です。
この場合は犬との接し方など踏まえて、じっくりと取り組む必要があります。
子犬が噛む理由を探ししつけする
子犬と遊んでいると、だんだん興奮してきて噛みつくことがあります。
その場合はできるだけ噛みつきそうになったら、噛んでも良いオモチャを与えてそちらに行くようにします。
それでも噛まれてしまう場合には、大きな声やアクションを起こさずに静かに立ち上がって子犬の前から立ち去りましょう。
そうすることで、子犬は「噛みついたら楽しい遊びの時間は終わり」と覚えていきます。
また普段の生活で、ストレスから噛みつく子犬もいます。
群れで生活する犬は、1人の時間が多いと寂しくてストレスが溜まります、できるだけ留守番の時間を短くする事、しっかり運動させて運動不足によるストレスを解消する事、家にいるときは愛情を持ってしっかりと可愛がる事を心がけましょう。
子犬に噛ませないための直し方
子犬と遊ぶ、接する時のポイントを抑えておくことで、自然と人間は噛んではいけない、従わなくてはいけないと教えることができます。
まず子犬がリラックスしておとなしくしている時に、ゆっくりと仰向けにし、おなかや耳の先、足の先など先端部分をやさしく触って慣らしておきましょう。
仰向けのポーズは服従のポーズです、自然に子犬がこのポーズを嫌がらないようにさせることで人間の方が優位であると言うことを学ばせます。
また急所であるおなかや、触られるのが苦手な体の先端部分をやさしくマッサージし、どこを触っても嫌がらないように慣らしていきます。
これを繰り返すことで、自然と子犬は人間には従わなくてはいけないのだ、と学習します。
子犬をよく褒め噛んで良い物と悪い物を教える
子犬と接するときに大事なことはメリハリをつけることです。
例えば噛んで良いオモチャで遊んでいるときは、しっかりと声をかけて褒めてあげましょう。
褒め方も、あまり子犬を興奮させるような言い方をすると、それが引き金となって噛みつき行動に移ることがありますので気をつけて下さい。
また噛んではいけない物を噛んだときには、大きな声や名前を呼ぶと子犬は褒められていると勘違いし、より噛みつくようになります。
その為噛んではいけないものを噛んだときは、何も声をかけずにすぐに遊びを中止し、噛んではいけない物を取り去って無視するようにしましょう。
このように、子犬の噛み癖をしつけるには、普段からの接し方が非常に大切です。
しっかりと飼い主の事をリーダーだと認め、信頼関係ができれば噛み癖が付くことはありません。
子犬を迎えたら、今回お伝えしたポイントをしっかりと守って良い関係を作っていって下さい。