犬のふせのしつけ方法と本噛みを直すトレーニング

犬

ふせは安全対策に必須のしつけ

犬と室内で生活をしていると、なかなか「ふせ」をさせる機会もなく、ふせは食事の前の一瞬芸のようにも思えてしまう程です。

しかし、ふせを完璧に習得させておくと、飼い主の日々のストレスや悩みを解決する糸口にもなるものです。

例えば、キッチンで飼い主が調理をしていると、何度も足に飛びつき催促をする犬がいます。

この場合、たとえ小型犬であっても、タイミングが悪ければ飼い主か愛犬かのいずれかが転倒し、怪我をする危険性があります。

しかし、愛犬が決まって飛びつくのであれば、キッチンの隅でふせをさせ、待機するように教えておくという方法があります。この場合、愛犬が立ち上がった時点で飼い主が気がつく事が出来、不意の転倒を予防する事が出来ます。

また、小さな子どもや来客に激しく飛びついてしまう場合も同様です。単に「ダメ」「いけない」と叱るだけでは、その瞬間は行動が停止するものの直後にまた再開し、飛びつくようになります。

しかし、「ダメ」という言葉の代わりに、「ふせ」という指示をだすとどうでしょうか。

ふせの姿勢のままで待機する、飼い主から次の指示が出るまで、その場にふせているとなれば、愛犬はぐっと落ち着き、飛びつきを止めます。このように、日ごろ「困った」「あぶない」と感じている事は、ふせを完璧に教える事で簡単に解決出来るのです。

ふせの合図はゆっくりと、低い声で伝える

ふせの行動が、ほんの一瞬の瞬発芸で終わってしまう原因には、飼い主の指示の出し方にも原因があります。ふせという指示は、その場でじっと待機する事を意味しています。しかし、オスワリやマテのように短く、強い口調で指示をだしてしまうと、愛犬自身が瞬時に行動する代わりに、次の指示を待とうという体勢になってしまいます。その為、ふせはゆっくりと、低い口調で指示をだします。愛犬のお腹が完全に床に着くまで、見届けるところまでが一連の流れです。愛犬のお腹が完全に床に着いたら、瞬時にマテ指示をだします。つまり、そのままの姿勢でじっと待機しているようにという意味です。

もし、愛犬が飼い主のヨシの合図を待たずに、マテを解除してしまったら、即座にフセ、マテのやり直しをさせます。

マテやふせの指示には、必ず解除の合図が伴う事も愛犬に教えなければなりません。この解除までを一連の流れとして教えておかないと、愛犬自身が勝手に判断し、姿勢を崩し、別の行動へ移ってしまいます。

ふせのしつけがなかなかうまくいかないというケースの大半は、この解除を教えていない為です。

日常生活の活用方法

日常生活の中で、ふせを活用出来る場面は意外にも多いものです。特に無駄吠えに悩む方はぜひ、ふせの習得を目指しましょう。

犬はその体の構造から、ふせの状態では大声で吠える事が出来ません。つまり、玄関チャイムや屋外からの騒音に過剰に吠えてしまう愛犬に、吠えそうな兆候を感じた瞬間にふせをさせてしまうのです。ふせを出来た事、姿勢を維持出来ている事はもちろん褒め、ご褒美を与えます。吠えだしそうになったら、再度ふせ、マテをさせます。この方法であれば、飼い主が声を荒げたり、ストレスを感じることなく、無駄吠えの改善が可能です。

ぜひふせの習得を完璧にしておくとよいでしょう。

愛犬に本気で噛みつかれた時の対処方法

爪を切る時、リードや洋服を着脱させようとした時、食事の器に触れようとした時、飼い主に悪意がないにも関わらず、愛犬が本気で噛みつく事があります。飼い主側に悪意がない上に、必要に迫られて行っている世話の場合だからこそ、つい怒り心頭という心情にもなる事でしょう。

このような時、たとえ愛犬が条件反射的な不意の行動だと理解出来ていても、つい飼い主も手を挙げてしまうことや厳しい口調で叱ってしまいがちです。しかし、また同じ状況になれば、繰り返す。相手が大型犬の場合であれば、危険を感じることもあるでしょう。

このような場面では、つい愛犬の頭や背中を叩いてしまいがちですが、もし愛犬に痛みをもって、行動が間違いであると教えたいのであれば、「鼻先」を一撃する事が一番効果的な方法です。

実は、犬の体の中で鼻は唯一被毛で保護されていない部位であり、犬の急所でもあります。その為、鼻先を強く叩かれる、指ではじかれる、つままれるという行為は犬にとって痛みを伴うのです。

悪意はなくとも相手を攻撃するという事は、自分自身も急所に痛みを感じる様な反撃を受けることになるという事を愛犬に理解させることも、突発的な噛みつきを抑止するしつけの方法なのです。

噛みつき対策は、失敗体験が効果的

犬は大変学習能力の高い動物です。一度経験したことはきちんと記憶し、同じシチュエーションになれば何度も繰り返し行動をします。

例えば、飼い主に爪を切られる事が苦手な犬の場合、本気で噛みつく、威嚇するという行動に出る事で、飼い主が爪切りを諦め、開放してもらえたという一連の行動を経験すると、次から必ず同じように本気で噛みつくようになります。また、より早く解放される為にと、噛みつきのタイミングは早まり、噛み方もつよくなります。

このような場合の対処法として、愛犬に失敗経験をあえてさせ、この行動パターンの記憶を書き換えてしまうという方法が効果的です。

その為には、エリザベスカラーや口輪を用意します。いつも通りに爪切りを始める前に、愛犬がリラックスしているタイミングで、エリザベスカラーや口輪を装着させます。

その後、いつも通りに爪切りを始めます。正しく装着が出来ていれば、愛犬がどんなに暴れても、飼い主が噛みつかれる心配はありませんから、愛犬の行動に臆する事なく接します。

愛犬はいつも通りに噛みつこうとしますが、エリザベスカラーや口輪が邪魔になり思うように反撃が出来ません。その為、次第に反撃を諦め、脱力状態になります。この状態になった時に瞬時に褒め、ご褒美を与えます。

この行動をくり返し、体験させる事で愛犬は反撃でなく、脱力状態にある方がメリットがあると理解出来ます。

理解するまでの期間は、愛犬の性格や気質、飼い主の扱い方にもよって前後しますが、必ず結果が出るものです。飼い主自身が途中であきらめてしまう事の無い様に根気強くしつけに取り組むことが大切です。

噛みつき癖を治すにはプロに相談も必要

闘犬種、テリア種など犬種本来の特性で反発心が強く、扱いに手がかかる場合は、早期にしつけ方のプロに相談をし、指導を仰ぎましょう。専門家に正しい扱い方、接し方の指導を仰ぐ事で驚くほど簡単に問題の解決が出来るからです。

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