犬のしつけは食事の順番が大事!効果的なしつけ方法3選

犬の食事の順番のしつけ

犬に食事を与える順番

犬に食事を与える順番は、基本的には飼い主さんの後にします。これは犬の祖先であるオオカミが主従関係が厳しかった事からきています。
犬よりも飼い主さんが先に食事をする事により、飼い主さんを自分より上のもの、つまりリーダーとの位置づけをするようになります。
最近では犬との主従関係は必要ないという説もありますが、そんな事はありません。誰がリーダーなのかをきちんと犬に理解させておく事は、犬をしつけていく過程でとても重要な事となってきます。
多頭飼いをしている場合も、食事の順番は大切です。子犬だから待たせたら可哀想などと思わずに、食事を与える際は先住犬がまず最優先です。食事だけでなくおやつをあげるのも、抱っこをしてあげるのも全てにおいて先住犬を優先します。
ついうっかり小さい子犬に先にあげてしまいそうですが、これはとても大切な事ですので、必ず守るようにしてください。

犬の食事の回数と量

犬は満腹中枢の働きが遅いので、必要量を食べていても満腹感を感じていない為、与えれば与えただけ食べてしまいます。
残さず食べるからといって、食事を際限なく与えていたら肥満などのリスクが発生してきます。
犬の食事の量やカロリーをきちんと考慮して適正量を与えるのは、飼い主さんの大切な役目です。
犬の食事は朝と晩の2回が理想です。幼犬は離乳の頃は1日に5回程度からはじめて、朝昼晩の3回に減らし、最終的には1日2回と徐々に回数を減らしていきます。
摂取量ですが、これは与えているフードにもよります。フードの袋には必ず理想とする摂取量の記載がありますので、それを参考にしながら量を決めていきます。
記載の量は1日2回のお散歩を想定している場合が多いので、1日にお散歩が3回の犬や、運動量の多い犬の場合には少し量を増やしても構いません。
ただし、同じ犬種でもそれぞれ個体差がありますので、犬の便の様子を見ながら量を調整していく事も大切です。
人でいうバナナうんち状でしたら、フードの摂取量は最適です。これが軟便だと量が少し多いので減らして様子をみましょう。フードの種類によって、便の色や固さにも変化がありますので、飼い主さんは常に犬の便の様子を確認しておく必要があります。

人の食事は絶対に与えない

飼い主さんが食事をしている時に、犬がどんなに欲しがっても絶対に与えてはいけません。犬に害のない食べ物であったとしても、そこは例外なく与える行為はしないでください。
人の食べ物は塩分が多く、加工品の中には犬が食べると害になる物が入っている場合もありますので、最初から一切与えないのが一番です。
食事をしているテーブルに手をつく事もやめさせましょう。あまりにも要求をしてくるようであれば、人が食事をしている間はケージに入れておいても構いません。

一度でも人の食事が貰える事を知ってしまうと、毎回欲しがるようになり飼い主さんも落ち着いて食事が出来なくなってしまいます。
飼い主さんが自分のお皿から取り分けて犬に与える事をすると、飼い主さん見ていない隙にお皿から盗み食いをするようになるかもしれません。
飼い主さんが、自分の食事は絶対に与えないという強い意志を持って接していれば、犬はいずれ諦めます。

犬を叩いても、しつけの効果はない

今や犬のしつけ手法に関する本やサイトを見ても、犬を叩く事を手法として取り入れているものはほぼ無いに等しいといえるでしょう。一昔前までは、犬を叩く事、特にトイレを失敗した後は厳しく叩く事で犬に覚えさせるという事が一般的でした。しかし、この方法には何の効果もない事、室内で家族同然に生活をする犬との接し方として好ましくない事から、この方法が見直されるようになりました。

犬を叩く事で効果がないとする理由は

〇犬は叩かれても、鈍痛しか感じない事

〇犬は叩かれる事で委縮してしまう事

〇犬は叩かれても、原因や理由を理解出来ない事

〇犬の中には、叩かれる事でかえって反発心が強まり、飼い主に攻撃的な態度で接するようになることもある事

などがあります。

委縮するか、反発するかはそれぞれの犬種や性格によって異なるものの、飼い主との良好な関係性の構築に差し支える事は明確です。

しつけは、飼い主のタイミング次第

犬の思考回路の研究によると、犬は人間のように時系列で物事を把握する事が出来ないとされています。

例えば、トイレをしている最中に飼い主に叱られた場合、犬は

〇トイレをする事がいけない

〇トイレをする場所がいけない

〇飼い主の目の前でトイレをしてはいけない

など何が理由なのか明確に理解が出来ません。その上、飼い主から叩かれるという事が加われば、身の危険も感じますます混乱します。

概ね、飼い主はトイレの「場所」について叱っているつもりであっても、犬自身が理解出来ていないのですから、どんなに強く叩いても改善の見込みは低いでしょう。

更に、トイレを済ませてから数分経過したタイミングで厳しく叱ったり、叩かれた場合には

トイレとの関係性を想像することも出来ず、益々混乱します。もし愛犬がトイレを済ませ、ベッドで昼寝をしているタイミングであれば、昼寝をしたことで叱られたのではとさえ考えてしまいます。

このように、叱るにはそのタイミングが非常に重要なうえに、「なぜ」叱られたのか、何が正解なのかを愛犬に理解させる事が必要です。

単に「叩く」という行為だけで、しつけの効果がないという事は犬の思考を理解する事で明確になるでしょう。

愛犬のしつけの効果を最大限に引き出し、家族内のルールを守らせるためには、

〇叱る時は、叩かず、言葉で叱る

〇叱るタイミングは、愛犬が行動を起こしている最中

〇たとえ数分でも時間が経ってからはらない

〇叱ると同時に正しい行動を教える

〇叱る時は、強い口調、短い言葉で叱る

〇叩くふり、驚かすだけという行為は単に愛犬を委縮させるだけで逆効果

〇反発心の強い気質の愛犬には、叩くより、言葉の方が効果的

〇叱る回数の数倍の回数褒める事で愛犬のしつけはスムーズに進む

という事を常に心がけておく必要があります。

ドイツでは犬を叩かない

世界で一番犬のしつけが厳しい国。世界一ドイツの犬がマナーを守ると言われるほどにドイツでは犬のしつけの完成度が高いと言われています。街中には店舗、バス、公園、本屋至る所に犬を連れ訪れる事が出来ます。もちろん、問題行動を起こす犬もおらず、みな大変マナーをよく守る犬ばかりです。ドイツでは、これほどまでに完成度の高いしつけを習得させる為といって犬を叩くという行為はありません。犬を叩く事は虐待行為であり、その必要性がないという事が当然のこととして周知されているからです。犬のしつけにおいては、単に可愛そうというだけでなく、叩くという行為に意味がない事を十分承知しておきましょう。

ドッグトレーニング
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