犬のしつけは「首輪」か「ハーネス」か。犬種、性格別選び方

犬のトイレ

ハーネスが主流の日本と首輪が主流の海外

日本では、犬といえば首輪が主流でしたが小型犬の飼育ブームの高まりとともにハーネスが注目を浴びるようになり、今ではハーネスが主流になっています。一方で海外では、ペットとして飼育されている場合には、首輪が主流で、特殊な使役を担当する場合や身体的な事情がある場合には負担軽減の意味を兼ねてハーネスが活用されています。

日本で、首輪からハーネスに切り替わりが進んだ背景には、小型犬のしつけ問題も関係しています。それまで犬といえば、屋外でつなぎ番犬として飼っていたものの、小型犬のブームで室内生活へと大きく生活環境が変化しました。しかし、日本には元々犬をパートナーとしてしつける、海外のように室内で共に生活をするという文化が定着していなかったこともあり、小型犬だから、室内犬だからしつけが不要という誤った文化が定着してしまったのです。

その為、散歩に連れ出せば、小さな愛犬が飼い主の前をぐんぐんと引っ張りながら歩く、他犬を見かけると過剰なまでに吠えたてるという問題行動の多発が起きました。

本来であれば、この問題行動の多発を受け、しつけの必要性が認知されるべきところを、日本では、愛犬への負担軽減という方向にペットビジネスが舵をとり、首輪より愛犬の負担が少ないハーネスへと方向性が決まっていったのです。

しかし、愛犬を屋外へ連れ出すという事は、様々なトラブルや危険に遭遇する可能性があるという事でもあります。

基本的なしつけをしっかりと習得させておくことを忘れてはいけません。

首輪がおすすめの犬種、性格

実は、首輪を選ぶか、ハーネスを選ぶかは愛犬への負担軽減という観点からだけでなく

愛犬の犬種や性格、体質など様々な事を考えて選ぶ必要があります。首輪をおすすめする場合は

〇力が強い犬種

(フレンチブルドッグなどに代表される突進型のタイプです。力が非常に強く、関心のある事を見つけると力づくでも意思を通そうとします。このタイプは首輪を使用し、負荷をかける事で行動抑止を行います。言葉によるしつけと合わせて、負荷を上手に活用します。)

〇集中力が持続しない犬種

(ビーグルやコッカーなどの明るく、陽気な気質の犬種は、その反面で集中力の持続が苦手です。しつけトレーニングは何度も繰り返し教える必要があります。また力もつよいので、ハーネスではなく首輪を使用し、飼い主のコントロール下にある事を意識させておく必要があります。)

〇基本的なしつけをしっかりと習得させたい犬種

(中、大型犬、突発的な行動に出やすい気質の犬など基本的なしつけをしっかりと習得させておきたい場合には、或る程度の負荷のかかる首輪がおすすめです。)

などです。

ハーネスがおすすめの犬種、性格

ハーネスは装着による身体的な負担が少ないという点が何よりのメリットです。装着した事で負荷がかかる事もほとんどなく、スムーズに歩行が出来ます。

ハーネスがおすすめの場合は

〇気管が弱い犬種

(小型犬、短鼻種の中には、先天的に気管が弱い場合があります。首輪を使用し首に負荷がかかると、呼吸が荒くなる事があります。このような体質の場合、首や気管に負担のかからないハーネスがおすすめです。)

〇首が太い体形の犬種

(フレンチブルドッグ、パグ、コーギーなど首回りが太くしっかりとした体形の場合、首と頭部の周囲がほぼ同サイズという事があります。このような場合、首輪は咄嗟のタイミングで抜けてしまう危険性があるので、ハーネスがおすすめです。)

〇興奮しがちな犬種

(性格的に大変臆病、攻撃的、興奮しやすい場合などもハーネスがおすすめです。ハーネスの場合、飼い主が愛犬をコントロールしやすいので、愛犬の興奮への対処がスムーズに出来るからです。)

などです。それぞれの状況を見極め、首輪とハーネスを使い分ける事が基本のルールです。

ドッグトレーニング
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