犬を新しく迎えたときに悩むのがトイレのしつけですね。
しかしいつから、どうやって教えたら良いのでしょうか?
今回トイレトレーニングの基本をいくつかのポイントに絞ってお伝えします。
具体的にどうさせたいか方針を決めておく
都心部に住んでいる場合、犬は室内で飼育する事が多くトイレも室内中心になります。
郊外に住んでいる場合でも、最近は散歩の際に排泄をさせることはタブーになりつつあります。
なぜなら現在人間の住む環境ではアスファルトや綺麗に整備された道路や歩道が多く、犬の排泄物で汚してしまうと迷惑がかかり、土地の所有者や住人とのトラブルになる場合もある為です。
トイレトレーニングを始める前に、犬との生活スタイルや住居、周りの環境や散歩のタイミングなどをよく考えて、自分の犬のトイレは室内でのみさせるのか、散歩ではさせるのかさせないのか、また室内では絶対にさせないようにしたいのか、などの基本的な方針を決めておきましょう。
犬の年齢や体調を考えてしつけをする
生後2~3ヶ月の子犬は、排泄のコンロールができないためすぐにトイレを覚えることはできません。
また病気や老齢の犬の場合も、体の不調からうまく排泄ができないこともありますので、トイレトレーニングをする犬の年齢や体調がベストであることを確かめておきましょう。
トレーニングの基本は「叱らずに褒める」
トイレだけではなく、その他のトレーニングに共通して言えることですが、犬に何かを教えるときは決して叱ってはいけません。
犬が飼い主の言うことを聞いてくれるのは、飼い主の事が大好きで尊敬しているからです。
その為、叱りつけて教えるのではなく、犬が正しいことをしたときに褒めてあげることで、犬は「これをすると大好きな飼い主が喜んでくれるのだ」と喜んで覚えるようになります。
基本的なトイレトレーニング「トイレシートの上で排泄させる」
基本的なトイレトレーニングとして「トイレシートの上で排泄させる」を教えておきましょう。
まずは犬をよく観察していると、排泄をする前に犬は地面をクンクン嗅ぐ、クルクルその場をまわる、ソワソワするなどのサインを出します。
そのサインが見られたらトイレシートの上に犬を誘導し、しばらく様子を見ましょう。
すると犬は排泄しますので、きちんとしおわったらよく褒めてあげます。
反対にトイレシートとは違うところで排泄してしまった時には、声をかけずにできるだけ犬に見つからないようにさっと処理しておきます。
大事なことはできるだけ排泄のサインを見のがさずに失敗をさせない事と、上手にできた時には大げさに褒めてあげることです。
これを繰り返すことで、犬は排泄=トイレシートと覚えることができます。
また排泄をしているときに「ワンツー・ワンツー」などのコマンドをかけ続けることで、犬は「ワンツー」という言葉を聞くと、自分の意志とは関係なく排泄ができるようになります。
このトレーニングをしておくと、いつでもどこでも排泄をさせる事ができるので非常に便利です。
このように、犬のトイレはできるだけ人間側がしてもいい時間に、しても良い場所でしてくれる方が、旅行や外出の際にあわてることも無くなりますので犬との暮らしがより良くなります。
その為にポイントに注意し、しっかりとトイレトレーニングを行っていきましょう。