犬に食事を与える順番と吠える・唸る・噛む犬のしつけ方法7選

犬

犬の食事は飼い主の後という理論

しつけの手法で、愛犬の食事は飼い主の後に与えるべきという言葉を耳にしたことがある方は多いでしょう。当たり前のように提唱されている理論には、きちんとした理由があります。この理由を理解しておくと、日々の愛犬の御世話もよりスムーズになるものです。

愛犬の食事を飼い主の後にさせるようにという理論は、元は日本の昔ながらの飼育方法に基づいています。以前は、犬は屋外に鎖でつながれ生活をしていました。ドッグフードが市販され、一般かされるまでは犬の食事は飼い主の食事の余ものを与える事が当然でしたから、食事の順番も飼い主の後という流れになっていました。

犬は、この流れを当然ながら認識し、飼い主の番犬の役目を果たす事で当然ながら飼い主に従順な性格になり、目立った問題行動もなく過ごせていました。このような背景から、犬の食事を飼い主の後に与える事で、家族内の序列を理解する、飼い主に従順になるというしつけの手法が確立されていったのです。

しかし、最近では

〇犬の方が飼い主よりも先に食事をする

〇犬の食事時間は日々一定の時間に決められている

〇犬の食事は、いつでも食べられるように器を置いたままにしてある

という家庭が増えています。

その為、飼い主より先に食事をする事で、犬が自分自身の方が優位と考え、わがまま、問題行動が多いとも言われていますが食事の順番だけでしつけの不徹底が起こっているわけではありません。

時間管理は飼い主が基準

最近では、日中に長時間の留守番をし、生活をする犬も少なくありません。また、飼い主の帰宅時間が遅いことも増え、飼い主は長時間の空腹への罪悪感や犬からの催促に促され、帰宅後、まず愛犬の食事の準備をするという家庭が増えています。

この行動は、決して悪い物ではありません。愛犬の食事を済ませる事で飼い主自身が追い立てられる気分から解放され、その後の時間をマイペースに過ごす事が出来るのですから亜効率的です。

もちろん、愛犬に食事を先に与えたからと言って、愛犬のしつけが不十分になるものでもありません。

しかし、ここで大切な事は、日々の時間管理は飼い主が優先である事が望ましいという事です。愛犬に催促され、愛犬に臨むがままに飼い主が行動をするという状況は、犬による逆しつけ状態です。犬の出した指示に応じて飼い主が行動をするという流れです。この流れを当たり前としてしまうと、休日でも犬の催促に応じて早起きをし、散歩に食事にと振り回されることになります。日々の帰宅時間も犬の食事の時間を基準に考え、ストレスを感じるようにもなります。

しかし、このような生活ではなく、

〇愛犬の食事は飼い主の食事のあと

〇愛犬の散歩は、飼い主が帰宅後一息ついてから

というようにルールを変えると、帰宅時間が日によって前後してもお互いにさほどストレスを感じずに済むようになります。

つまり、日々の飼い主のスケジュールの後に愛犬の世話を組み込んでいくのです。

タイマー機能付き給餌機の活用

室内で家族同然に生活をする犬にとって、食事の順番はしつけの面でさほどの影響も意味ももちません。もし、帰宅時間が日々遅くなる、帰宅直後に愛犬に食事の催促をされるという事がストレスになっている場合は、タイマー機能付きの給餌機の活用がおすすめです。ぜひ、このような便利アイテムを上手に活用し、愛犬にとっても、飼い主にとっても快適な生活リズムを構築しましょう。

無駄吠えの原因を突き止める

飼い主の抱える悩み事で一番深刻な問題としてあげられるのは「無駄吠え」です。他犬を見ると吠える、玄関チャイムに吠える、中には携帯電話の着信音やテレビから聞こえる犬の声やテレビに映る犬の姿に反応して吠える事もあります。

どのような場合も、飼い主にとってはストレスになり、叱ってもなかなかなきやまない、何度も繰り返す問題行動に頭を抱えるものです。

特にダックスなど猟犬種の場合、その声は非常に太く、甲高いのでマンションなど集合住宅では響き渡ってしまい、騒音トラブルを引き起こしかねません。

夢中で吠えている犬を瞬時に黙らせるという手法は、犬の行動指示の中でももっとも難しいとされています。

なぜなら、吠えるという行動自体が犬の極限状態にある精神を表す行動であり、黙るという行動はその真逆で冷静さを表す行動だからです。沸騰したお湯を瞬時に氷にするという事だと理解すると、いかにその方法が難しいかを実感できるでしょう。

その為、無駄吠えの対処法としては

〇愛犬が吠え始める前に、行動を抑止する

〇吠え始めたしまった場合は、いかに吠える時間を短くするか

という2つの方法を使い分ける必要があります。

行動抑止の方法は、散歩で他犬に吠えてしまう場合に効果的です。はるかかなた前方に他犬が見えた時に、事前におやつを用意し、愛犬を座らせた状態でおやつに気を反らし、他犬がすれ違うまで気をそらし続ける事で、吠えるという行動を抑止します。

この方法は、非常に効果的で比較的簡単に習慣化させる事が出来ます。

時間短縮の方法は、事前の予測が出来ない場面で役立ちます。例えば、玄関チャイムや来客、散歩中の交通騒音や他犬と突然遭遇してしまった場合などです。

このような場合、突発的に興奮状態に陥ってしまうので、飼い主自身も慌ててしまい、愛犬を何とか落ち着かせようとやっきになりがちです。時には興奮状態にある愛犬を強く叱ってしまうこともあるでしょう。

しかし、このような場面では、愛犬を叱り、かえって追いつめてしまうのではなく、愛犬を落ち着かせる事を優先させるべきです。

無駄吠えを止めさせるには「視界管理」

突発的に愛犬が興奮状態になってしまった理由が、他犬の存在にある時は、愛犬を抱きかかえるもしくは足早にその場を離れるという方法が効果的です。犬は吠える時、その対象物が視界の中にあるものです。その為、抱きかかえ、他犬に背を向け、愛犬の視界から対象物を取り除いてしまうのです。中、大型犬の場合、足早に通りすぎたり、曲がり角を曲がるなどの方法で視界を管理してしまいましょう。

こうする事で、犬は途端に冷静さを取り戻す事が出来るはずです。この行動を逃げていると捉え、しつけに反していると考えてしまう方もいますが、犬社会にもお互いの相性というものがあり、相性の合わない相手と無理矢理に仲良くさせる必要はありません。相性が合わない相手とは極力目を合わせない、遭遇させない事の方がよりスムーズで、安全なのです。

無駄吠えを止めさせるには「姿勢管理」

愛犬が興奮状態で吠えてしまうとき、食への執着が強い犬種の場合は、おやつを見せオスワリをさせましょう。犬はその体の構造から、オスワリをしたままでは大声で吠え、相手を威嚇する事が出来ません。おやつにつられオスワリをするという事は、吠える事を止めざるをえないのですぐに興奮が治まります。この方法は玄関チャイムの無駄吠えにも活用出来る効果的な対処法です。

犬が唸ったり噛んだりする原因とは

犬が唸る、噛むなどの攻撃行動の原因には様々なことが考えられます。
1.遺伝的な要因
2.病気
3.しつけができていない
犬が唸る、噛むなどの攻撃行動がある場合、まずは原因が何かを探る必要があります。
遺伝的な要因の場合は生まれ持った犬の性質になりますので、しつけでどうこうできる問題ではありません。
子犬を迎える時には血統書をしっかりと確認し、両親に遺伝的な疾患がなかったか、無理な近親交配がなかったかを徹底的に調べておくことが大切です。
急に唸ったり噛んだりするようになった場合、脳の障害などの病気の可能性も否定できません。
ただ、しつけの失敗の場合でもある日突然唸る、噛むといった攻撃行動が出ることはよくあることです。
病院を受診して異常が見られなければ、やはりしつけの問題の可能性が大きいと言えます。
犬はストレスや不安、恐怖、警戒心、わがまま、優位性の誇示など様々な理由で唸ったり噛んだりします。
このような場合に唸ったり噛んだりしないように、子犬のうちからきちんとしつけをしておかなければなりません。
犬のしつけの失敗の根本的な原因には大抵の場合、
・子犬期の社会化不足
・飼い主さんとの主従関係ができていない
ということが隠れていることが多いです。
子犬のうちから人間の生活環境に慣れさせ、人間社会のルールを覚えさせることはとても重要なことです。
また、人間は犬の遊び相手ではありません。
「人間は群れのリーダーであり、犬に指示を出す存在である」という姿勢で犬と接することが、しつけの成功へのカギとなります。
唸る、噛むといった攻撃行動は、成犬になってからでは手が付けられなくなるということになりかねません。
なるべく早いうちに対処しておきましょう。

犬が唸る、噛むなどの問題行動のしつけは難しい

唸る、噛むなどの犬の攻撃行動の理由は一つではなく、いくつもの理由が絡み合っていることが多いとされています。
そのため、唸る、噛むという行動をしつけで改善するのは非常に難しく、しつけのプロでもかなり苦戦することが多いです。
ましてや家庭でしつけ直すというのは、間違ったしつけ方をしてかえって悪化させるという結果にもなりかねません。
特に成犬になってからのしつけには非常に苦労しますので、犬の攻撃行動のしつけはプロの訓練士さんなどに相談する方が無難です。
訓練士さんによってもしつけ方は様々ですので、飼い主さんが納得のいく方法で愛犬に合ったしつけをしてくれるところを探してあげてください。
しつけをプロにお願いすればそれだけで解決するわけではありません。
攻撃行動が出る場合、飼い主さんと犬との主従関係が作れていないケースが大半です。
まずは犬との向き合い方を根本的に見直し、人間がリーダーであることを教えていく必要があります。
犬が唸ったり噛むようになったのはいつからか、何かきっかけがなかったか、家族全員で話し合うことが大切です。
中にはどうしても原因が分からないケースもあります。
その場合は、犬の行動学に詳しい獣医さんなどを探して相談して見るのも良いかもしれません。

犬が唸る、噛む場合のしつけの考え方

犬が唸る、噛む場合のしつけ方法には色々なものがあり、プロの訓練士さんなどによってもそれぞれ異なります。
具体的な方法は愛犬に合った方法を選択するとして、ここでは基本的な考え方についてお話ししておきます。
基本的には、
1.人間の方が立場が上だと教える
2.犬の自由にさせない
ということを軸にして考えます。
犬が可愛いからと言って甘やかしたり過保護にしていると、犬は自分の方が立場が上だと思ってしまいます。
そうすると、唸ったり噛んだりすることで自分の要求を通そうとします。
人間と一緒に暮らす以上は、人間の生活環境でのマナーを守らせる必要があります。
犬の要求を簡単に通してしまうことのないようにしましょう。
また、犬が自由に行動できる範囲が広すぎるのも良くありません。
人間の行動範囲がまずあって、その中の許された範囲で犬が行動できるようにします。
例えば、人間のソファーやベッドを犬が占領している場合などに、こちらの指示で降りられるようにしつけておくということです。

犬が唸る、噛むときには早めの対処を

唸る、噛むなどの犬の攻撃行動には様々な原因が隠れている可能性があります。
犬がそのような行動をとるのは、大抵は飼い主さんの方に問題があります。
これまでの犬との生活から原因を探り出し、犬との関り方を根本的に見直すことから始めてみましょう。
犬との主従関係を保ちながら、たくさん散歩や運動をさせてストレスを発散させてあげることも忘れないでください。

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