犬がトイレを覚えない時の効果的なしつけ方法

犬

なぜトイレを覚えないのか

犬がなかなかトイレを覚えてくれない、トイレでない場所で粗相ばかりする、と悩んでいる飼い主さんが多いようです。

犬は子犬であろうと、成犬であろうと、トレーニングを根気よく続ければトイレを覚えてくれる生き物です。

それなのに、どうして覚えない犬が多いのか。その理由には、飼い主さんの対応のまずさがあります。

人間には人間の習性や都合があるように、犬には犬の習性があります。それをよく理解せずに、人間の都合のいいようにトイレや寝床の場所を決めてしまうと、トイレトレーニングがうまくいかず、なかなかトイレを覚えてくれない犬に育ってしまうのです。

失敗しない環境を作る

まずは犬のトイレの場所を考えましょう。室内で犬を放し飼いにしている人の多くは、人が一番集まるリビングに犬を放していると思います。

でも犬のトイレをリビングにおいている飼い主さんは少ないようです。これでは、犬がトイレに行きたくなっても、間に合わない場合があります。結果トイレ以外の場所で粗相をしてしまいます。

犬はおしっこの臭いが付いた場所に、またおしっこをする習性があります。この習性が粗相の連鎖を生んでしまい、失敗を学習してしまう事になります。これでは、いつまでたってもトイレは覚えてくれません。

犬がトイレに行きたそうな仕草をした時に、すぐに行かれる距離にトイレを置くようにしてください。犬の足で10歩も20歩も歩くような場所は、すぐに行かれる距離ではありません。まずは、人の足で5歩位の場所が限度です。

トイレの場所が近ければ、それだけ成功する確率も当然増えていきますので、成功した時には必ず褒めるようにしてください。

トイレを上手にする事が出来たら、飼い主さんに褒められた。その嬉しい経験をたくさん学習していってもらいましょう。

褒めるタイミングと叱らないトレーニング

犬が上手にトイレをする事が出来た時、必ず褒めるようにしますが、この褒めるタイミングもとても重要です。

犬を褒めるタイミングがずれてしまうと、犬は何を褒めてもらっているのか分からずに、成功経験の学習がうまくできません。

犬を褒める時は、トイレで上手に出来た時にその場ですぐ褒めます。

「気が付いたらトイレにおしっこがしてあったので、そこで褒めました」では、残念ながら全く意味がありません。

もう一つ重要なのは、粗相をしても絶対に叱らないという事です。これをすると、犬はおしっこをする行為自体がダメなんだと認識し、隠れておしっこをするようになり、トイレを覚えるどこではなくなってしまいます。

そして、叱らないと同時に、騒いでもいけません。粗相を発見すると、叱りはしないけれど、テンション高く騒いでしまう飼い主さんが多いです。

すると犬は、飼い主さんが喜んでいると勘違いして、飼い主さんに喜んでもらいたくて、またそこで粗相をするようになってしまいます。

粗相を片付ける時には、犬とは目を合わさずに黙って片付けるようにしてください。また、臭いなどが残らないように、消臭スプレーや消毒薬を使うようにしましょう。

犬は必ず覚えてくれます

犬は繰り返し根気よく教えれば、必ずトイレを覚えてくれます。

ただ、何回成功したら覚えるという事ではなく、一ヶ月で完璧に覚える犬もいれば、半年や一年かかる犬もいます。

その犬の性格や、生活環境によっても変わってきますので、とにかく途中で諦めずに根気よく続ける事が大事です。

犬がトイレを覚えないのはなぜか
犬はもともとトイレに行く習慣などありませんので、飼い主さんが教えなければ自らトイレに行って排泄することはありません。

そのため、人間と一緒に暮らすためにトイレトレーニングをするのです。

犬は頭の良い動物ですので、正しくしつけをすればきちんとトイレを覚えてくれます。

それでも、トイレのしつけの悩みは尽きません。

犬がトイレを覚えないのは、飼い主さんが間違ったしつけ方をしていたり、しつけが足りなかったりするからです。

決して犬が悪いわけではありません。

犬がトイレを覚えない原因は、犬の覚えが悪いからではなく、覚えさせ方が悪いのです。

犬のトイレトレーニングの基本
まずは、犬のトイレトレーニングの基本的な方法についてお話ししておきます。

基本を知って入れば、犬がトイレを覚えない理由が見えてきます。

トイレトレーニングには色々な方法がありますが、クレートトレーニングを同時に行うと失敗が少なく、後々外出時や来客時にも都合が良いです。

まず、扉付きのケージの中にクレートを設置して、そこを犬の寝床とします。

クレートを置いた場所以外は全てトイレとして、全面にトイレシートを敷き詰めます。

犬は本来自分の寝床で排泄はしませんので、クレートから出て排泄する時に嫌でもトイレシートの上ですることになり、失敗が防げます。

また、クレートの中には柔らかいものは敷かないでください。

犬は柔らかい場所で排泄するのを好みますので、寝床が柔らかいとそこで排泄してしまう可能性があるためです。

最初は一定時間ごとにクレートから出してトイレに誘導します。

うまく排泄できたらよく褒めて、その後ケージから出してしばらく遊んであげてからまたクレートに戻します。

しばらく待っても排泄しなければ、そのままクレートに戻します。

これをしばらく続けると、クレートから出て排泄したらケージの外で遊んでもらえるという流れができてきます。

だんだんと覚えてくると、誘導しなくても自分から排泄するようになります。

トイレを覚えてきたら、少しづつトイレシートの範囲を小さくしていきます。

犬が好んで排泄する場所が出てきますので、その場所をトイレとして残りのトイレシートを少しずつ外していきます。

犬は既にトイレシートの触り心地を覚えていますので、シートの上で排泄できるようになっています。

ケージの中でトイレを完璧に覚えたら、だんだんと犬の行動範囲を広げていきます。

遊んであげる場所も、だんだんとケージから離れた場所まで広げていきます。

きちんとトイレを覚えると、ケージの扉を開けたままでも自らトイレに戻って排泄するようになります。

犬がトイレを覚えない原因を探る
基本的なトイレトレーニングの方法を知ったうえで、犬がトイレを覚えない原因について考えてみます。

・トイレと寝床の区別がついていない

犬が安心して過ごせる寝床を確保していないと、寝床とトイレの区別が付きません。

また、寝床に柔らかいものを置いていると、感触が良くてそこで排泄してしまうこともあります。

ケージの中にトイレを設置している場合は、トイレと寝床をきちんと区切っていない場合も区別が付かなくなる原因になります。

・抱っこでトイレに連れて行っている

クレートから出してトイレに誘導するときに、飼い主さんが抱っこして連れていくと、自分でトイレに行く導線を覚えられません。

トイレに行くときは、犬が自分で歩いて行けるように誘導しましょう。

・褒めるタイミングがずれていた

犬を褒めるタイミングがずれていると、犬は何に対して褒められたか理解できません。

きちんとトイレできたら、その瞬間に、間髪入れずに誉めてあげてください。

・早く自由にさせてしまった

完璧にトイレを覚えていないうちにケージから出して自由にしてしまうと、トイレトレーニングが失敗に終わることがあります。

犬を自由に行動させるのは、「ケージから出るのはトイレしてから」というパターンをしっかりと作ってからにしましょう。

・失敗を叱ってしまった

犬のトイレのしつけにおいて、叱るのは絶対にやってはいけないことです。

叱ってしまうと、排泄すること自体がいけないことだと勘違いしてしまう可能性があるためです。

叱らないまでも、大きなリアクションもしてはいけません。

例えばトイレ以外の場所でおしっこをしてしまったときに大きな声を出したりすると、「ここでおしっこしたら飼い主さんに構ってもらえる」と思ってしまうのです。

もしも犬がトイレに失敗しても、無反応で片づけるようにしましょう。

・失敗に慣れてしまった

何度も失敗させると慣れてしまい、きちんと覚えない原因になります。

犬のトイレトレーニングは、絶対に失敗させないくらいの気持ちで取り組むことが大切です。

・急に場所を変えたり、大きさを変えた

トイレの大きさを小さくして行くときやトイレの場所を変えるときは、必ず少しずつ変えていきましょう。

急いで環境を変えると、失敗につながりやすいです。

・しつけを途中で妥協したり、切り上げた

犬がもうトイレを覚えたと思って次に進んでしまったけれど、実はまだ完ぺきではなかったということが考えられます。

これでもかと言うくらい、完璧にできるまでしつけをしていきましょう。

もしもまだ覚えきれていないことに気付いたら、一つ前の段階に戻ってしつけ直すとうまくいく場合があります。

犬のトイレトレーニングは気長に
犬にトイレを覚えてもらうのは、とても根気がいるものです。

中にはすぐに覚える犬もいますが、時間がかかる犬もいます。

トイレトレーニングの成功の秘訣は、なるべく失敗させないことと、完璧に覚えるまでやることです。

成犬の場合はより時間がかかりますが、子犬の場合と同じようにトレーニングをすればきちんと覚えてくれます。

たくさん褒めて、最後まできちんとしつけをしていきましょう。

 

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