成犬のトイレのしつけ方法と問題行動を予防する方法

犬

子犬時と比べて難易度が高い

成犬時のトイレのしつけは年齢が上がる程どんどん難しくなっていきます。

特にトイレのしつけがし易い子犬の時期と比べると、成犬は倍の時間を要すると言われ、とにかく根気が要ります。

成犬が子犬に比べてトイレのしつけが難しくなる理由は以下の通りです。

①成犬はクセが付いている

何も知らない頭が真っ新な状態の子犬は、言われたことをすぐに受け入れるため、しつけがしやすいのです。

しかし、成犬はすでにトイレのスタイルが確立してしまっており、一度クセが付いた物を直すには時間がかかります。

②練習のチャンスが子犬より少ない

生後6ヶ月以内の子犬はオシッコを一日に8~10回ほど出します。

しかし、成犬になるとオシッコを溜められるため、一日に3~5回ほどとなり、子犬時に比べ明らかに回数が減ります。

また、子犬のように食べてすぐに排泄するとは限らず、トイレのタイミングがつかみ辛くなります。

③過去のトラウマがある

過去、トイレトレーニングの際に叱られたなどのトラウマがあるとトイレトレーニングを拒否する可能性があります。

成犬のトイレのしつけ方

成犬のトイレのしつけ方は、子犬時のしつけ方とあまり違いはありません。

しかし、トイレのしつけをする際は、飼い主さんの目の届く範囲に犬がいる事が大切で、そのためには犬の行動範囲を狭める必要があります。

したがって、ケージに慣れていない場合や、今まで家の中を自由に動けていた成犬には、大変ストレスとなる可能性があります。

飼い主さんは日頃から愛犬とのコミュニケーションを図り、メンタルケアを心掛けましょう。

トイレのしつけの準備、しつけ方は以下の通りです。

①ケージの中にトイレシートを敷き詰めておく。

②犬が排泄する際にかける号令を決めておく(ワンツー、ワンツーなど)

③犬がトイレに行きたい素振り(床の匂いを嗅ぐ、クルクル回るなど)を見せたら犬をケージに入れ、②で決めたかけ声(ワンツーワンツーなど)をかけ、排泄を促す。

④トイレが成功したらすぐに褒美を与える(言葉で褒める、おやつを与えるなど)

上記③、④をトイレが習慣付くまで続けましょう。

犬をトイレ誘導するタイミングとして、寝起き、遊んだ後、食後などが良いとされています。

トイレに行きたい素振りなども、一瞬なので見逃してしまいがちですが、毎日観察しているうちに分かるようになります。

上記にも述べましたが、成犬のトイレのしつけはとても根気が要り、犬の性格や今までの生活習慣によっては大変難しくなる場合もあります。

イラシラして叱ってしまいがちですが、焦らず褒めて伸ばす事を心掛けて下さい。

飼い主さん一人の力で頑張ろうとせず、動物病院やしつけ教室などに相談してみる事も大切です。

散歩時のトイレがクセになった成犬の場合

子犬の頃はトイレができていたのに、成犬になってからできなくなったという場合もあり、その原因の一つとして、[外での排泄]が挙げられます。

外での排泄を好む犬が、室内でしなくなってしまうという事は少なくありません。

しかし、外に行けない場合なども想定し、室内のトイレに慣れさせておく必要があります。

外でしか排泄しなくなった成犬を室内でしつけるには、トイレシートに慣れさせることから始めましょう。

散歩時に必ずトイレシートを持ち歩き、トイレシートに排泄させるようにして下さい。

その際、先ほどの「ワンツー」などのかけ声をかけながら排泄を促しましょう。

慣れてくると犬は飼い主さんのかけ声で排泄することが可能になります。

外でのトイレシートの排泄に慣れてきたら、次は敷地内、次は玄関でと、徐々に家の中へ誘導していくようにして下さい。

外での排泄が習慣化された成犬を室内でしつけるにはとても根気が要ります。

焦らず、いつか必ずできるようになるという気持ちで臨んで下さい。

人間と暮らす犬は、共に生活する上で飼い主を困らせるような行為=問題行動を出来る限り抑えて行かなくてはいけません。

今日は犬の問題行動としつけ方や予防法についてのポイントをお伝えします。

しつけの前に十分な予防をしましょう

まず目の前にいる犬を良く見て観察しましょう。

健康状態は問題無いか、睡眠は取れているか、運動量は足りているか、食事は適正量与えているか、発情していないか等を見て問題点があれば解決しておきましょう。

実は問題行動の一部は体の痛みやストレスから来る物も多く、これらの問題点を解決していくだけで抑えられる場合があります。

健康上、生活上問題のない犬の場合は、子犬の頃からの経験や生まれ持った性格が災いして問題行動を起こしている事があります。

例えば毎日の散歩の時間がとても短く、同じコースばかりで、他の人間や犬など誰にも会う機会が無く育った犬は、見慣れない物や場所をとても怖がる犬になり、吠える、噛みつく犬になる可能性があります。

どんな犬に対しても、しっかりと飼い主との信頼関係を築き、色々な場所や人間、犬、環境を体験させて社会性を豊かにする事で、問題行動の予防にも繋がります。

しつけ方の基本は飼い主との信頼関係を築くこと

「無駄吠えのしつけ方」「引っ張り癖のしつけ方」など具体的なしつけ方を実践する前に、根本的な所で犬との信頼関係と基礎的なトレーニングを重ねておく必要があります。

何故なら多くの問題行動は、普段から飼い主の言うことを良く聞ける、飼い主を信頼している犬ならば、問題行動になる前に制御する事ができる為です。

「アイコンタクト」というトレーニングは、犬の名前を呼んだときに犬がしっかり飼い主の顔を見て反応するように、できたときは褒めてご褒美を与えて強化していくトレーニングの一つです。

また、犬のどこを触っても怒らずにおとなしくしていられるように、子犬のうちから色々な場所をマッサージをして慣らしておく事も、トレーニングの一環です。

その為には犬を繋いだままや部屋に放し飼いにせず、1日1~2回、1回10~15分程度しっかりとトレーニングやスキンシップを取る時間を設け、犬も飼い主も楽しくトレーニングできる時間を作りましょう。

基礎的なトレーニングを強化し、応用していきましょう

アイコンタクト、オスワリ、フセ、マテが最低限できれば、問題行動になる前に犬を制御する事ができます。

例えば無駄吠えをしそうになったら、犬の名前を呼んで呼び寄せオスワリをさせます。

吠える対象があってもきちんと飼い主に従う事ができれば、吠えずにやり過ごすことができるでしょう。

また万が一リードが外れた、拾い食いをしそうになった、興奮して危険な場所で走り回ってしまうなどの場合でも、名前を呼んでフセやマテをさせれば、あわてずに犬を捕まえることができます。

このように、基礎的なトレーニングを毎日しっかり行って強化する事で色々な場面で犬を制御する事ができますので、問題行動を起こしてもしっかり対処できます。

問題行動のしつけと言うと少し難しく感じるかもしれませんが、基礎的な部分や予防法はごく簡単なものです。

大きな問題行動を起こす前に、しっかり予防することが大きなポイントになりますので、早速みなさんの犬にも試してみて下さい。

ドッグトレーニング
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