成犬が噛むのを止めさせる効果的なしつけ方法5選

犬の噛み癖のしつけ

成犬が「噛む」理由

犬は生後半年までの間は歯の抜け変わり時の一時的な「甘噛み」をします。しかし成長と共に自然とその行動は収まり、成犬になってからは基本的には飼い主や他人に攻撃的な行動を起こす事はありません。犬は大変我慢強い気質な上に、噛むという攻撃に出る前に「吠える」「唸る」という方法で威嚇をし、噛むという行為をせずに済むようにするものです。

しかし、このような犬の気質に反して「噛む」にはそれなりの理由があります。

その一例は

・自分の身に危険が迫っていると感じた時

・極限まで我慢をしたうえで、限界を超えた時

・過去のトラウマが原因で条件反射的に行動してしまう時

・何度も同じ行為を受けた事で、自己防衛が必要と感じた時

・噛む、威嚇するとい行為で相手を服従させる事が出来ると理解している時

です。

いずれの場合も、犬自身が噛む前に力加減を意識していますが、場合によっては突発的に噛んでしまう、力加減が及ばず人間側が大けがをする場合もあります。

成犬が「反抗」を理由に「噛む」時の対処法

成犬が噛みつく理由に「反抗」があります。

・ブラッシングが嫌

・手足に触れられる事が嫌

・リードを付けたり、洋服を着せられる事が嫌

・抱き上げられる事が嫌

など様々な理由があります。このような状態になる理由は、子犬の頃の誤ったしつけが原因です。

子犬は成長の段階で生後3カ月頃、一年ごろ、一年半ごろと数回の反抗期があります。この時期に自分の力を誇示するために、飼い主やトリマー、獣医師に「噛む」という行為で力を示し、相手を遠ざけようとします。

この時に、飼い主がしつけをせずに、愛犬の行為を受け入れる、噛まれるがままでいる事で、犬は自分の方が、立場が優位と考え、その後も意にそぐわない事があれば、噛む事で相手に意思表示をします。

飼い主が爪切りをしようとした時に、愛犬が噛む、噛むようなそぶりを見せて吠えるという場合、飼い主は爪切りを諦めてしまうでしょう。

中には、力加減なく噛みつく場合や大げさに暴れることもあり、中断する事も仕方がない都も言えます。

このような場合、愛犬に「噛む」事でなんら効果がない事を繰り返す教える必要があります。

・口輪を使う

・エリザベスカラーを使う

・正しい補ていの仕方を覚え、行動を制限する

などの方法で飼い主が屈する事なく接するのです。次第に愛犬も「噛む」事が無駄だと理解出来、問題行動を解消出来ます。

成犬が「恐怖」を理由に「噛む」時の対処法

成犬が噛みつく理由が「恐怖」の場合は

・家族以外の人間に触れられる事が苦手

・動物病院の特有の臭いや注射、治療への恐怖心

・過去のトラウマ

等があります。

飼い主に直接的な原因が無くても、犬が極限の精神状態にある事を理解していないまま、愛犬に触れてしまうと、咄嗟に噛まれることもあります。

この様な場合、愛犬は正常な判断が出来る状態にありません。

飼い主が落ち着かせようと叱れば、益々精神的に追い込まれてしまいます。その為、愛犬が恐怖で追い詰められているときは

・強く抱きしめる

・床に両足をついたままで、愛犬をゆっくりと撫でる

・散歩や外出で気分転換をさせ、一旦冷静な状態に戻す

などの方法が効果的です。

成犬の噛みつきの理由別対処法

成犬が噛みつく場合は、その都度状況、理由を見極め「恐怖」なのか「威嚇」なのかを見極めます。理由ごとに正しい対処をし、時間をかけ噛む行為を改善していく必要があります。

成犬の噛み癖で、家具や家の中の大事な物をオモチャ代わりに噛んでしまうことは問題行動です。

また飼い主だけではなく他の人や犬に噛みついて怪我をさせる事や、病院で治療を受ける場合に噛み癖があると適切な治療が受けられずに命に関わります。

ではなぜ犬が人を噛むのか?原因としつけ方のポイントをご紹介します。

犬が噛む理由

犬が噛む理由は大きく分けて2つあります。

まずは日中やることがなく暇な時、運動不足でストレスが溜まっている場合に、噛んではいけない家具やトイレシートを噛んで破壊してしまう場合。

もう一つは人に対する攻撃性から噛みつきにくる場合です。

本来犬は子犬のうちに噛んでも良いもの、ダメなものを学習しなくてはいけませんが、成犬になっても噛み癖がある犬は、この学習が不十分だった為に噛み癖として問題行動を起こします。

これは一生直せないのかと言うと、成犬でも接し方やしつけ方で直すことができますので、徐々に接し方を変えてしつけして行きましょう。

家具や物に対して噛む場合

家具やトイレシートなどの物に対して噛む犬の場合は、犬が過ごす環境の見直しが必要です。

犬の周りに噛む物を置かないようにし、噛んでも良いおもちゃを与えましょう。

また部屋の中では放し飼いにせず、サークルやケージなどで過ごさせる代わりにしっかりと朝晩運動をさせて生活にメリハリをつけましょう。

就寝時は犬の体に合った大きさのクレートを利用するのも良いアイデアです、犬は巣穴で寝る動物ですので、やや狭い場所で寝かせる方が落ち着いて過ごせます。

噛み癖のある犬は運動量が足りない場合、留守中や夜間に噛む行動が出ることが多いので、犬の種類や年齢に合った運動量を調節する事も大切です。

人に対する攻撃性から噛む場合

人に対して噛む犬の場合は、まず飼い主1人との信頼関係を基礎訓練でしっかりと築くようにします。

その為しばらくの間は、世話やしつけは色々な人が交代で行うのではなく、飼い主1人が集中して行います。

毎日の世話の中で、1回15分程度のしつけの時間を朝晩作りましょう。

最初は犬と一緒に遊び仲良くなる感覚で行い、呼んだら来る、オスワリやオテをさせてできたら良く褒めてごほうびを与えます。

ごほうびは少量のオヤツが良いでしょう。

この際に犬がしなかったり、無視した場合には絶対に声をかけたりごほうびを根負けしてあげないようにしてください。

このように犬に対して毅然とした態度で接し、なおかつ犬にとって「この人の言うことを聞いた方が得だな」と教えることが大切です。

これを続けることで、犬は飼い主に対して反抗や攻撃性を抑えて言うことを聞くようになります。

その後は、オモチャを取ろうと噛む犬には「マテ」をしっかり教える、触ると噛む犬には少しずつ体に触って噛まなかったらごほうびをあげて慣らす、など応用して行くとよいでしょう。

但しあまりにも攻撃性の高い犬や、手に負えない犬の場合は飼い主1人の力でが解決するのが難しくなるため、しつけインストラクターや訓練所に相談して下さい。

成犬が噛む場合でも、しつけで解決することは十分可能です。

大切なのはなぜ噛むのか原因をしっかりと見極め、人間側が犬に対する接し方や環境を変えてあげることです。

犬と楽しく暮らせるように、ポイントを参考に見直ししてみて下さい。

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