子犬がトイレトレーで寝てしまう時やトイレシーツを食べる時のしつけ方法

犬

子犬がトイレで寝てしまう理由

子犬のハウスの中にベッド、トイレトレー、食器と必要なアイテムを揃え、ペットショップのアドヴァイスや飼育手引書を参考にレイアウトを決めても、気がつけば子犬がトイレトレーの上で寝てしまう、中には自分の排泄物の上で寝てしまうという事もあります。

子犬がこのような行動をとる理由は

・離乳、親離れの時期が非常に早い

・トイレのしつけが完了していない

・これまで育ってきた環境が不衛生

・新しい環境に慣れておらず情緒不安定

・タオルやクッションでトイレを失敗し、厳しく叱られた事がある

などが考えられます。

トイレで寝る習慣は、成長と共に自然と改善されることもありますが、中にはきちんとしつけをしてあげる必要がある場合もあります。

衛生概念が無い場合のしつけ方

子犬は生後間もない頃は、自分の寝床でどこでもトイレを済ませます。しかし、母犬が常にそばで過ごしているので、子犬の体が汚れてしまわないように自ら舐め、清潔に保ちます。この習性は生後数週間程続きます。その後、次第に母犬のトイレを真似、決められた場所でトイレをする事を覚えていきます。

しかし、

・母犬からの引き離しが早い

・人間が母犬に代わり子犬の世話をしてしまう

・母犬の飼育放棄

などの理由から、母犬から十分なケアを受けずに成長してしまうと、子犬には衛生観念がきちんと芽生えず、自分の体や寝床が排泄物で汚れることに抵抗感を覚えないまま成長します。また、中にはブリーダーの犬舎の衛生管理が不十分で、常に排泄物が身近にあり、体が汚れる事を当たり前と思い、寝床に排泄物が付着していてもなんら違和感を覚えない事もあります。

結果、子犬は新しい環境下でもなんら抵抗もなくトイレで寝るという習慣を継続します。

このような場合のしつけ方は

・トイレトレーはスノコ付きの物を使用し、排泄物が直接体に付着しないよう工夫する

・体が汚れた場合は、すぐにシャンプーをし、常に体が清潔にある事が当たり前と認識させる

・ベッドとトイレの間に仕切りを設け、完全に生活空間を区分する

などの方法をとります。本来生後間もない時期に育むべき衛生観念の欠如を新たに教えるには多少の時間もかかりますが、トイレのしつけと併行して行う事で、スムーズに身に付ける事が出来ます。

ハウス内レイアウトによるしつけ方

子犬がトイレで寝てしまう場合、ハウス内のレイアウトにも工夫が必要です。

・ベッドの下に雑誌や安定した土台を置き、ベッドを5cmほど底上げする

(ベッドとトイレの境目を明確にし、子犬に認識させる)

・トイレトレーとベッドの間に仕切りを設け、トイレのタイミングに合わせて仕切りを外し、トイレへ誘導する

・トイレトレーをスノコ付きの製品にし、トイレが寝心地のいい場所で無い様にする

(トイレシートの感触は非常に柔らかく、適度な弾力もあり直に寝ると寝心地のいいものです。その為、プラスチックのスノコを表面に置く事で、寝心地が悪くなります。子犬は自然と寝心地のいい場所を求めるので、無理なくベッドへ誘導出来ます)

子犬がトイレで寝る場合の対処法

子犬がトイレで寝る姿に気がつくたびに、ベッドへ移動させても、すぐに戻ってしまう場合には、サークル内のレイアウトを見直し、無理なく衛生観念が芽生える様に教えてあげる事で解決出来ます。

犬がトイレシートを食べてしまう理由

犬がトイレシートを食べてしまう理由として、①好奇心からくるもの②ストレスからくるものが考えられます。

特に、遊びたい盛りの子犬にとっては、トイレシートさえ恰好のおもちゃとなり、遊びで噛んだり引き裂いたりしているうちに出てきた綿が口の中に入ってしまったり、好奇心から食べてしまうことがあります。

更にその光景を飼い主さんが「キャー!何してるの!」などと大騒ぎする様子が嬉しくなり、トイレシートを食べることがクセになってしまっている可能性もあります。

しかし、トイレシートを食べる理由が遊びの場合、子犬の時期が終わるにつれ徐々に興味がなくなっていくのが殆どですが、成犬時にもストレスからトイレシートを破って食べてしまうことはあります。

主に長時間の留守番時などに多く見られ、留守番の寂しさやイライラから、トイレシートをぐちゃぐちゃにしてしまうという理由が考えられます。

トイレシートを食べてしまうという行為は、しつけの観点からも良くありませんが、何より、排出されなければ腸閉塞などを引き起こす危険性もあるため、必ず止めさせましょう。

トイレシートを食べてしまう犬に有効なしつけ

犬にトイレシートを食べさせない対策として以下のことが有効です。

①無視をする

犬がトイレシートを食べている時に飼い主さんが騒ぐことで、犬が「構ってくれてる」と勘違いする可能性があります。

また、その行為を叱ったとしても、犬が何に対して叱られているのか理解できない可能性が高く、むしろ叱られたことでトイレシートで排泄すること自体を拒否するという逆効果を生む可能性もあります。

では、どうすれば良いのかですが、[無視]が一番です。

トイレシートを片付ける際は、犬と目を合わせず言葉も発せず完全に無視した状態で黙々と作業を行って下さい。

犬にとって飼い主からの無視はとても辛いもので、他のしつけにおいても一番効果のある罰なのです。

②コミュニケーションを図る

ストレスからトイレシートを食べてしまう場合、遊びや散歩などを通じて日頃から愛犬との関わりを増やすことが大切です。

コミュニケーション不足や運動不足は、犬がストレスを溜める要因であり、特に普段から留守が多い場合などは犬のストレスも溜まりやすくなります。

愛犬の好きな遊びを通じ、沢山スキンシップを図ることが大切であり、中でも散歩は、犬とのコミュニケーションが図れると共に、運動にもなるため、ストレス発散には最適です。

普段あまり散歩ができていない、散歩にかける時間が少ない場合は散歩時間を見直してみましょう。

留守番させる前に運動遊びで疲れさせておくのも効果的です。

対策グッズの使用も一つの手段

トイレシートを食べてしまう犬には、対策グッズを試してみるのも良いかもしれません。

①トイレシートを破れにくい素材の物にする。

いたずら防止用に破れにくいタイプのトイレシートなども市販されています。

②トイレトレーを使う

トイレトレーをトイレシートに挟んで使うことにより、トイレシートを噛みづらくなります。更に、トイレトレーにはメッシュタイプの物もあり、トイレシートの上に網をかけることで、いたずらを防止することができます。

根本的な解決のためには、食べないしつけをしていくことが大切ですが、留守中の誤食などが心配な場合は、このようないたずら防止グッズを使用してみるのも一つの方法です。

犬が寝床でなくトイレで寝てしまう

犬のために寝床を作ってあげているのに、なぜか犬がその寝床ではなくて、トイレで寝てしまっているということがあります。

トイレトレーニングの最中に限らず、トイレのしつけができた後であっても、トイレで寝るという行為が犬にみられることもあります。

トイレは排泄の場所ですし、ウンチやおしっこの上で寝られてしまうと、犬に汚れやにおいがついて大変です。犬が汚れた状態のままで、家中を走り回ったりすると、その後始末に苦労することにもなるでしょう。

犬がトイレで寝る原因

犬がトイレで寝る原因としては、以下のことが挙げられます

① 子犬は、トイレと寝床の区別がしっかりと認識できていない。

② 寝床よりトイレシートの方が寝心地が良い。犬だって、居心地の良いところで眠りたいということです。

③ トイレの方が寝床より、飼い主さんや家族の人たちがいるところにより近い距離にある。犬は人間に近いところで寝る方が安心して眠れるのです。

トイレで寝るときの対処法

では、それへの対処法ですが、以下のようになるでしょう。

①が原因の場合には、犬が成長していくことで、トイレと寝床の区別ができるようになりますので、次第にトイレで寝ることはなくなってくると考えられます。

②が原因の場合であれば、寝床をトイレより格段に寝心地の良いところにする必要があります。

たとえば、暑い夏の季節に、トイレシートの上で寝ていたとすると、その場所がひんやりとして気持ち良いのかもしれません。ですから、その場合には、市販されている犬用のひんやりマットを寝床に敷いてあげるようにすると良いでしょう。

また、メッシュの蓋のついたトイレの上で寝ているとしたら、犬にとってはそのメッシュの上で寝る感覚が気持ち良いのかもしれません。そうであれば、寝床にメッシュを敷いてあげるようにすれば良いでしょう。ホームセンターなどから似たようなメッシュ素材のものを買ってきて、手作りで寝床に設置してあげるという方法があります。

中には、寝床にクッションを敷いて柔らかくしてあげるか、あるいはトイレトレーくらいの大きさで少し窪んだ形の「巣」に近い状態にしてあげると、寝床で寝るようになることもあります。

③が原因の場合には、トイレと寝床の場所を逆にして、寝床を人間がいるところにより近く設置するようにすると良いでしょう。大事なことは、寝床は犬にとって最も落ち着くようなところに置くということです。

いずれにせよ、寝床をトイレより格段と居心地が良い状態と場所にしてあげる必要があります。

寝床とトイレの区別を明確に

寝床をトイレより居心地の良い環境に変えた後、犬にトイレで寝るのをやめさせるためのしつけをすることになります。

その際、寝床とトイレが同じ居住空間の中にあって、その距離が極めて近いと、しつけに手こずることもあります。犬にとっては、その両方の区別が少しわかりにくくなる可能性があるからです。

ですから、トイレで寝るのをやめさせるためには、トイレと寝床の距離を広くとるか、あるいは別々にする方が望ましいでしょう。とにかく、両方の区別が犬にはっきりと認識できる必要があります。

トイレで寝るのをやめさせるしつけ方

もし犬がトイレで寝ているのを見つけたら、そこは「ダメ」だということをはっきりわからせるようにしてください。そして、犬を寝床のところに連れて行って、「こっち、こっち」と言って正しい場所を教えてあげるようにしてください。

そうしても、最初のうちはまたトイレで寝るという失敗を繰り返す可能性があるかもしれません。

でも、もし犬がうまく寝床で寝ていたときには、しっかりとほめてあげるようにしてください。おやつをあげるのも良いかもしれません。とにかく、犬が望ましい行動をしてくれたらご褒美をあげることです。それがしつけの基本です。

そうしたことを繰り返していくうちに、犬はトイレではなく、寝床で寝るようになるはずです。犬がトイレと寝床の区別ができるようになると、その間の距離を近づけることも可能でしょう。

トイレの方が居心地が良いことで問題行動が起こることもありますので、犬にとって寝床はできるだけ寝心地の良いものにしなければなりません。

犬は元もときれい好きで、寝床から離れて排泄をする習性を持った動物なので、落ち着ける寝床があり、トイレの場所が明確に認識できるようになれば、トイレで寝るという問題行動は起きなくなるはずです。

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