外で飼っていた犬を室内で飼いたい、成犬を迎えることになったがトイレのしつけはできる?などのお悩みをお持ちではありませんか?
たとえ成犬であっても、トイレのしつけをしなおす事はできます。
今回うくつかポイントを絞って成犬のトイレトレーニングについてをお伝えします。
成犬のトイレトレーニングを始める前の確認
犬が健康で体に問題が無いことを確かめましょう。
老犬や病気の犬の場合は排泄が困難であったり、過多になっている場合があります。
また薬の作用で排泄のコントロールができない場合もありますのでしつけをする犬は健康であることが一番の条件です。
またトイレのしつけがどの程度できればよしとしますか?
室内に設置したトイレでできるようになればよいのか、外では絶対にさせないようにしたいのか、コマンド(合図)でできるようにしたいのか等の方針を決めておきましょう。
そして大事なのは心構えです、成犬は既にそれぞれのトイレスタイルが身に付いている状態ですので、それを変えることは難しい場合があります。
根気よく教えていく必要がありますので、焦らずに長い目で見てしつけていきましょう。
徐々にに排泄をコントロールし、しつけていきます
まずはサークル等で柵を作り、中に寝室とトイレを設置します。
散歩に行く以外はできるだけその場所で過ごしてもらい、目の届く範囲に犬とサークルを置きます。
すると室内ですることに抵抗が無い犬ならば、きちんとトイレシーツの上でするようになりますので、排泄したのを見かけたらよく褒めてあげましょう。
しかし成犬は排泄の頻度が子犬のように多くなく、中にはギリギリまで我慢して散歩に出ないと排泄しないこともあります。
決して無理はさせず、どうしても外でしてしまう場合は排泄しそうになったらトイレシーツを広げてその上でさせる、外で排泄している時に言葉で「ワンツー・ワンツー」などのコマンド(合図)を出して、コマンドを覚えてもらう等の方法で徐々に排泄を人間がコントロールできるようにしていきましょう。
クレートトレーニングの併用で排泄を我慢させるしつけ方
人が見ていない場所だとあちらこちらで排泄をしてしまう場合や、外出する際に排泄をして欲しくない時には、クレートを併用する方法もあります。
クレートとは犬を入れて置く入れ物で、車や飛行機などの乗り物に乗せる際に使うものです。
犬が中でギリギリ回転できるくらいの広さのクレートを用意し、最初は夜寝るときや日中短時間だけ犬を中に入れ、おとなしく待てたら褒めてあげましょう。
身動きがあまり取れない状態になりますが、慣れてくれば5~6時間は中でおとなしく過ごせるようになります。
広い場所で自由に動くことができると排泄をしてしまうことがありますが、クレートで動きを制限する事によって排泄を我慢させることができます。
このように犬や人間の生活スタイルによって様々なしつけのやり方があります。
なかなか覚えなくて大変な場合もありますが、犬の性格などを良く観察して決して無理させずに気長にトイレトレーニングをして行きましょう。