トイレの失敗は叩くしつけで改善。はもう古い。悪循環なしつけ方

犬

トイレの失敗は厳しく叱るは、もう古い。間違ったしつけ方

犬のしつけに関する本やサイトを読んでみると、トイレを間違った場所で済ませてしまった時は、鼻先をその場におしつけ強く叱るという手法が紹介されていることがあります。この方法は、数十年前、日本で犬を室内で飼育するという生活が徐々に普及し始めた当時、積極的に推奨されていた手法です。

しかし、その後犬との生活が変化し、犬の行動学への研究も進む中で、理論的に考えてこの手法が正解ではない事が明確になっています。

この方法が正解でない理由は

〇どんなに厳しく叱っても、単に犬を委縮させるだけに過ぎない事

〇犬に正しいトイレの場所を教えられていない事

〇犬は事象から数分経過しただけで、物事の関係性を理解出来ない脳の構造をしている事

です。

つまり、飼い主の留守中に愛犬がリビングのカーペットの上でトイレを済ませ、数時間後に飼い主が帰宅し、カーペットの汚れに気がつき叱っても、愛犬はなぜ叱られているのかを全く理解できないという事です。単に飼い主の機嫌が悪いと考え、怯えた素振りを見せているだけです。その上、どんなに厳しく叱られても、正しいトイレの場所を理解出来ていないので、次も同じ場所でトイレをしてしまうのです。

厳しく叱ると、益々悪循環に

何度叱っても犬がトイレの場所を覚えないという飼主さんの声があります。このような場合、愛犬にどのようにトイレを教えているのかを確認すると大抵の場合、叱るだけで終わってしまっています。

その為、愛犬はトイレの度に叱られるのですから、次第にトイレそのものがいけない行為だと勘違いを起こすようになります。

その結果、トイレをしたら叱られると考え、飼い主の見ていない場所、飼い主が気がつかない場所を探し、トイレを済ませるようになります。飼い主は、家中至る所にトイレの跡をみつけ掃除に追われます。カーテンの影、家具の後ろ、吸収性の高い布団やカーペットなどでもトイレを済ませます。

このように、トイレに関して愛犬を厳しく叱れば叱るほど、愛犬とのトイレのしつけは悪循環に陥っていきます。

中には、飼い主の在宅中は決してトイレをせず、飼い主の外出中や就寝中にしかトイレをしないという習慣になってしまう場合や愛犬専用のベッドの上であえてトイレをするという方法を選択してしまうこともあります。いずれの方法も犬本来の習性に見合わない方法で、愛犬にとって相当な負担が生じている事は明白です。

叱るより、教えるが正しいしつけ方

愛犬のトイレを出来る限り早期に、簡単にしつけたいと考えるならば、トイレのしつけは決して叱らない、褒めて教えるというルールを厳守しましょう。

〇トイレは愛犬が失敗しないように、愛犬の視界に入る場所に置く

〇トイレの場所を覚えるまでは、行動範囲を制限する

〇トイレが正しい場所で出来たら、瞬時に褒め、ご褒美を与える

〇トイレの場所を覚えにくい時は、しつけ専用トイレシーツやアンモニア臭の専用スプレーなどを活用し、本能的に誘導する

〇トイレを失敗してしまう場合は、叱る前にその原因を究明する

(トイレの場所が遠すぎる、トイレシーツのサイズが小さいので体がはみ出してしまう、多頭飼いでトイレの共有が生理的に苦手など)

このように愛犬のトイレをいかにスムーズに習得させるかは、いかに褒めるかが鍵になるのです。

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