引っ張る・吠える・唸る癖のある犬のしつけ方・改善のための2つのポイント

犬のしつけの唸り方

「引っ張る癖」が起こる原因

小型犬でも大型犬でも「引っ張り癖」を抱える犬は多数見られます。これは、日本では子犬のうちから徹底した歩行訓練を行うという事がまだ普及していないからです。

子犬のうちは、まだ力も弱く、飼い主が簡単にコントロール出来るので、しつけが曖昧になり、散歩の時は愛犬が好きなペースで好きな場所を歩く事が許されています。

しかし、成長と共に力が強くなると、なかなか飼い主が自由に扱う事が出来なくなる上に、愛犬自身も指示を無視します。

次第に、散歩が飼い主の負担になり、しつけも見逃されてしまいます。

しかし、散歩を「安全」に行うためには、適切なしつけが必須です。

引っ張り癖のある犬をしつけるには

・号令による知能的なしつけ

・リードや首輪、ハーネスを活用した物理的なしつけ

の両方が必要です。

首輪とハーネスの使い分け、選び方

犬の引っ張り癖の解消には「首輪」か「ハーネス(胴輪)」かで悩むものです。

首輪の場合、犬が引っ張る事で自然と首の部分が締まり、犬の首に圧迫感が生じ自然の引っ張り癖が解消出来るとされる「チョーク」という形状が候補に挙がります。

この首輪とハーネスの使い分けは、犬種による一律の選択方法はなく、それぞれの状況に応じて最適な製品を選びます。

首輪が向いている犬

・飼い主の指示を忠実に聞くことが出来る

・突発的な行動がなく、落ち着いて散歩が出来る

・非常に好奇心が強く、飼い主の指示を聞かない

・先頭歩きをしてしまう

・他犬へ攻撃的な態度を示す

場合です。若く元気なオス犬に多い傾向です。首は犬にとっての急所です。チョークなどで負荷をかける事で、犬の扱いがスムーズになる場合があります。

しかす、フレンチブルドッグやパグなどのように首の太さと頭の周囲が同じサイズの場合、力が加わる向きによっては、首輪は抜けてしまうこともあるので不向きです。

ハーネス(胴輪)が向いている犬

・気管が弱く、首への負担を生じさせたくない

・すぐに抱き上げる事の出来る程度のサイズ

・臆病な気質

の場合です。

ハーネスは安全性が高く、愛犬への負荷が少なく最適とも思われていますが、半面、前身の力を込めて全身する事が容易でもあります。

突発的な行動や先頭歩き、他犬への攻撃の際にも自信の体への負荷がないので、全身の力を込めて向かう事が出来てしまいます。

つまり、引っ張り癖を解消させたい、まだ練習途中という場合には不向きと言えるでしょう。

最新型のハーネス

引っ張り癖の解消に大変便利な製品が市販されるようになりました。ハーネスとリードをつなぐ支点が「胸骨」の部分についている製品です。

この製品の仕組みは、支点が胸骨にあるので、愛犬が無理に前進したり、飛びつこうとしたときに、リードを引っ張ると、簡単に愛犬の力が加わる向きを変え、行動を抑制出来るという仕組みです。

「馬のたずな」によく似た構造になっています。

この他にも、顎したの部分に支点がある製品もあります。このような製品は販売価格もやや高額で、専門性の高い製品なので、ペットショップや専門店で扱っています。

犬のしつけを力ずくで済ませる事は、大変な負担になります。力を使わずにできるアイテムを多いに活用し、スマートにしつけをすると効果的です。

引っ張る癖は、知能と物理の2つでしつける

犬の引っ張り癖は、事故の元です。的確な指示だしと効果的な用品の活用で効率的に行いましょう。

飼い主に攻撃する犬の心理状態

犬は本来飼い主の忠実で、同じ空間で生活する相手を「仲間」と認識し、むやみな攻撃をしない動物です。しかし中には

・体に触れようとすると唸る

・食事中に近くを通りかかると噛みつこうとする

・リードの着脱時に飼い主を噛む

などの問題行動を起こす犬もいます。日々の生活の中で最低限必要な世話でさえこのような状態が続くと、飼い主の側としてもお手上げ状態になります。

実は、このような状態は、何か一つのきっかけがあったからではありません。家族に迎え入れてからの日々の中で、次第に犬が身に付けてしまった独自のルールです。

このような行動を起こす犬の心理状態は

・威嚇する事で、飼い主を遠ざける事が出来る

・威嚇する事で、自分が優位に立てる

・極度の拒絶感を表している

・飼い主に極度の警戒心がある

という状態です。

例えば、食事の器に触れたり、食事中に傍を通リかかるだけで、唸り声をあげる場合は

・飼い主に食事を横取りされるかもしれない

・飼い主が食事中に攻撃をしてくるかもしれない

と考えています。

つまり、愛犬自身も安心した状態で食事が出来ていないという事です。

食事中の唸りの解消方法

食事や食べ物に強い執着を示し、飼い主を攻撃する犬への対処法は、

・決して感情的にならない事

・愛犬を刺激しない事

です。

その上で、

・食事は、器を使用して、定時に与える習慣を止める

・フードを中に入れることが出来るおもちゃを用意し、このおもちゃを使って食事を与える

・フードやお菓子は、常に飼い主の手からもらう

という訓練をします。

犬は、人間と違い毎日定時に、同量ずつ食事をする必要がありません。警察犬など特殊な訓練を受ける犬は、朝や夜のいずれか一度で一日量をまとめて食べる事もあります。

家庭では、一日の必要量を一日かけてランダムなタイミングで完食出来ればよしと考えます。

愛犬が、

・飼い主の傍でリラックスしているとき

・リードを着脱するとき

・飼い主がテレビを観てくつろいでいるとき

・ハウスで留守番をしているとき

などランダムなタイミングで食事を与えます。

愛犬の「唸り」が改善するまでは、極力小分けに与え、飼い主の傍で、大人しくしている事、友好的でいればいいことがあると理解させます。

この方法を繰り返すうちに次第に、愛犬は飼い主への警戒心、拒絶感が薄れ、次第に食事への期待感に代わっていき、友好的になっていきます。

噛む、唸る場合の対処法

愛犬が噛む、唸る場合、時には家族に危険が及ぶこともあります。その時に感情的になり、愛犬を叩く、脅かすという対処をすると関係性はますます悪化します。

このような場合、しつけを一旦リセットするためにも、愛犬を数週間ペットホテルなどへ預けるという方法もあります。

もちろん、預ける場合は先方に

・愛犬が嫌がる行為

・性格

・食事への執着

などの詳細を伝えておく必要があります。

一旦、家族と距離をおき、緊張感のある環境で生活をさせ、家族の迎えと共にしつけのやり直しを始めます。

噛む、唸る犬のしつけ方

犬は何歳からでもしつけ直しが可能な動物です。噛む、唸るなどの問題行動には、「食事ルールの根底からの見直し」と「家族と離れる」事でしつけのリセットをしましょう。

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