「吠える」から「叩く」この手順で解決出来る?無駄吠えの対処法

犬のトイレ

「吠える」から「叩く」この手順では無駄吠えは解決出来ない

愛犬が激しく吠えたてる時、つい手をあげてしまうという方もいるでしょう。確かに、日本では、犬のしつけに「強く叩く」という手法が提唱されていた時代もありました。この頃は、犬はあくまでも屋外で飼育される番犬であり、現在のような家族という存在とはまた違った位置づけにありました。

当時は、犬同士で触れ合いをさせる、犬を連れて街中や観光に出掛ける、トリミングサービスを受けさせるという事も日常生活にはなく、犬はあくまでも玄関先に繋がれて飼育されていました。

犬が吠えるタイミングと言えば、飼い主が自宅を出入りするタイミングや近所で遠吠えをする他犬につられ鳴くというものです。当然ながら、他人や敷地内に入ってしまった他犬や動物に吠える事はよしとされていました。

このような環境下では、犬が何等かの意思をもって飼い主に吠えたとしても、その場で叩くという方法で叱られることもあり、またその場で叱られる事で犬自身もその原因と結果を関連付けて理解することが出来ていました。

しかし、現代の生活環境においては、犬自身のふれあいの機会が増える一方で、子犬期の社会化不足は進むというちぐはぐな状態が起きています。

社会不足が原因で条件反射的に吠えてしまう犬に対して、どんなに厳しく叱り、叩いてもかえって愛犬のストレスを増大させるにすぎず、飼い主が本来期待するしつけの効果は得られません。

叩く効果は、鈍痛のみ

実は犬は本来とても痛みに強い動物です。これは狩猟や番犬を務めるうえで欠かせない性質です。狩猟や番犬をする上では、相手から攻撃を受けることも、自らが怪我を負うこともあります。その時に、痛みに過敏に反応しては、かえって命の危険があるからです。

そのような体の構造をもつ犬にとって、飼い主から叩かれるという行為は、飼い主の想像する「痛み」によるしつけというよりも、叩かれるという恐怖心が勝っています。

叩かれた事での衝撃は、人間同士が交差点ですれ違いざまに肩をぶつける程度のものだと言われています。衝撃や鈍痛はあるものの、おしおきの意味はありません。しかし、飼い主が厳しい形相で、高い所から手を振り下ろす事は恐怖心が生じます。実際にたたきはしないものの、手を高くかざしただけでも、愛犬が目を伏し目がちにし、怯えたような表情を見せるのもその為です。

この行為は、相手へ反撃の意思がない事を表し、十分に怯えている証です。しかし、愛犬がそもそも何について叱られているのかを理解していなければ、何度も同じ問題行動を繰り返します。場合によっては、単に飼い主の機嫌が悪いから叩くのか、それとも自身の吠え方に対する叱責なのかを理解出来ていないこともあります。犬によっては後者と捉え、益々激しく吠え、相手を追う払おうとすることもあるものです。

無駄吠えには、行動指示が効果的

愛犬の無駄吠えを極力短時間で終えるようにするためには、叱るのではなく、行動指示をだす事が効果的な方法です。吠えている最中に

〇オスワリ、フセなど別の姿勢になるように指示をだす

〇名前を呼び、飼い主とアイコンタクトをさせる

〇おやつを使い、別の事に集中させる

などの方法が効果的です。

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